「わかりやすいJava 入門編」でJava事始め

自分はもともとWebデザイナーからスタートし、最初はhtmlしか書けなかったが、cssが書けるようになり、徐々にJavaScriptPHPもマスターしてきた。なのでプログラマーといってもブログシステムやEコマースのシステムなど「やわらかめの」案件が多い。しかし自分も妻子を持つ身となり安定志向というのが出てきて、もう少しかためのものにも挑戦したくなってきた。安定志向ということは、平たく言うと、長いものには巻かれろ、ということである。今は状況が状況だけに、仕方がないのである。家族が安定して養っていけるならば、いくらでも長いものに巻かれたるわ、という、オトナな考えを受け入れ始めている。何とつまらない男になってしまったものだ、と言われればそれまでだが、仕方がない。
Webクリエイターという職業は、世間の人が想像している以上に、不安定な職業なのだ。
さて、そういう状況で、プログラマにとって、長い物には巻かれろ、の、長い物とは、現時点でJava以外にはありえない。
RubyPythonといった次世代の言語がだいぶ台頭してきてはいるが、まだまだJavaが主役である。つまりJavaは、一番つぶしのきく、一番食いっぱぐれない言語ということになる。
「どこでも通用するスキル」…僕のような不安定な境遇にいた人間にとってこれほど手に入れたいものはないといっても過言ではないくらいである。それを手に入れる今考えられる最短の近道がJavaを学ぶことと考えたのである。
さて、新たな言語を習得するにあたり、最初の一冊というのがいかに大事か、JavaScriptをマスターするなかで実感したので、慎重に選ぶことにした。新宿の紀伊國屋に行きJava書籍のコーナーをかたっぱしから手に取り比較検討した。本棚丸々二つ、Javaの書籍のために割かれていた。さすがは当代人気随一の言語である。そのなかで一番詳しく、わかりやすく、内容が濃いと感じたのがこの本である。二冊組、計1200ページ超、ボリュームも申し分ない。Eclipseもインストールし、さて準備は整った。Java言語への新たなる地平めざし、いざ進まん。