Leaves Of Glass - by Walt Whitman

TOEICの勉強の気分転換に、大学の英文学の講義で読んだこんな作品を読み返してみる。
http://librivox.org/leaves-of-grass-by-walt-whitman/
この詩集の初版は1855年出版。まさにアメリカ文学の古典である。
TOEICのビジネス英語とは隔世の感があるが、英語のもつ芸術性という、
世界の共通語として機能美に徹するビジネス英語とは全く正反対の魅力を味わわせてくれる作品。
英語に対する親しみが増し、英語圏の文化に対する理解がまたひとつ深まるであろう。
他にもエドガー・アラン・ポーアレン・ギンズバーグなど、英文学の詩人は、意外に層が厚い。
また、ジョン・レノンボブ・ディランなど歌詞の評価が高いロックが好きな人にとっても味わい深い内容である。
もともと英文科を専攻したのは、マイケルやプレスリーといったアメリカン・カルチャーの魅力に取りつかれていたため、その魅力の秘密や本質に少しでも近づきたい、という思いから、そのルーツを学ぶことで、少しはアメリカンカルチャーの本質に迫る足掛かりになるのでは、と考えたからだ。しかし大学時代に得たものの中で今一番役に立っているのは、長い文学作品の読み込みで培われた読書力のような気がする。オライリーの分厚い技術書なども丁寧に読み込むことができるのは、大学の授業で得た大事なポータブルスキルである。