Google doodles'Robert Moog's 78th Birthday'

モーグ博士の誕生日、googleトップのdoodlesにアナログシンセの名機minimoogが登場した!
HTMLで書かれたこの楽器ガジェットは、ちゃんと弾けるし、つまみを回して音作りもできる!
鍵盤とつまみ、ホイールでしばらく遊んでいると、となりにオープンリールレコーダ型のがジェットがあることに気づく。
録音を押すと、Recボタンが赤くなり、オープンリールのテープが回りだした。
「...これはひょっとして...!」
ためしに演奏し、停止ボタンを押し、再生を押してみる。
案の定、演奏したデータが流れた。
このガジェットを知ってすぐに投稿したFacebookのリンクを張ったのだが、
録音も出来ることをコメント欄に書き込むと、大学の音楽サークルの後輩から
「こりゃスゴイですねぇ〜。録音してすぐリンクも張れるみたいですね。」
とのコメント。
リンク?
それらしい、チェーンのイラストが入ったボタンをクリックしてみる。
どうやらこのガジェットで録音した作品へのリンクが生成され、どこにでも貼り付けて聴かせることができるようである。
さらにその後、オープンリールデッキに描かれた、ピークレベルメーターが4つあることに気付き、
「ひょっとして、4トラックの多重録音が出来たりして」
と二つ目のピークレベルメーターをクリックして録音すると、前回の録音データが流れ、その上に演奏を重て録音することができた。
上記コメントをくれた後輩が数字キーで鍵盤になるというコメントをくれた。
Appleの作曲ソフトLogicでもこういう機能あったので実はキーボードのFからKあたりが鍵盤にならないか、試してみてはいたのだが、数字キーだったとは・・・
Web Audio APIというのもかなり標準化が進んでいることを確認。
この二年前の古旗さんの記事のブラウザピアノは、レイテンシーが高すぎて、鍵盤を押さえてから0.5秒後くらいに音が出るという、Windows95時代のVSC-88などを鳴らす感覚を思い出させるもので、実用性はまだまだだなーと思っていたのだが、このガジェットは低レイテンシーで、問題なくリアルタイム演奏が可能になっていると感じた。ブラウザ楽器ガジェトかなり興味が湧いている。
Googleの技術力があればもっと本物に近いクオリティや、もっと本格的な(例えばメトロノームを備えた)シーケンサーを搭載することもできたであろう。
しかし、Google doodleは、あくまで検索窓の「オマケ」なのだ。その立ち位置をわきまえた、チープとリッチの絶妙なさじ加減による、プロダクトデザイン。
そうだ、ここに焦点をあてなくては面白くない。
ネットの覇者Googleの、技術力とともに、企画力、プロデュース力にも驚き、興奮した、モーグ博士の誕生日であった。


まだ触ってないという方はこちらで実際に触ってみてください。
Robert Moog's 78th Birthday


過去のdoodlesのFinderもあるんですね。
Google Doodles