ITパスポート試験を受けてみた。

私は主にjQuery/PHPによるサイト構築に強みをもつWebクリエイターであるので、一般開発者向けの試験である情報処理の試験はど真ん中に必要な試験というわけではないが、興味が沸き、手始めにITパスポートを受験してみた。
日ごろなじみのあるWebに関する設問(httpやSSL通信、html)はさすがに即答できるが、その他の分野、とりわけ三文字で略される頻出IT用語群についての理解が浅く、そのあたりの設問でつまずくというケースが多々あった。例えば、以下のような言葉である。

こういった用語は、語感から意味を想像する、ということがまず不可能なので、暗記してしまうしかない。
また、シンクライアントなどの用語についてもよく理解ができていなかった。
あとは計算や関数、方程式。
今回受験してみて、自分は文系人間なんだなあと改めて感じた。
しかし、文系だろうが、現代社会に生きるビジネスマンにとっては、数学のトレーニングは大事だ。
それは日常、痛いほど感じていることだ。
とにかく、集中して、頭を使って、疲れた。
これでレベル1なのだから、情報処理試験は、途方もない世界だ。
とはいえ今回、受験してよかったと思ったのは、業務用アプリの開発に興味をもつきっかけを与えてくれたことだ。
一番良い例は、こちらの問23のような、システム化による工数削減例などだろう。こういう設問は解きながら、つい感心してしまう。Webサイト制作より、派手さやエンターテインメント性はないかもしれないけれど、よりコアに、人や社会の業務効率化への貢献を実感できる、魅力的な仕事なのだろう。今からでも、間に合うだろうか。機会があれば、是非とも挑戦してみたい。