HTML5 入門(2)HTML5の用途

1.PC向け一般Web
一般のWeb閲覧向けのコーディングでは、まだ対応状況がまちまちなため、現状ではhtml5はcss3も含め、プログレッシブ・エンハンスメントの考え方で段階的な導入を余儀なくされている。


プログレッシブ・エンハンスメントとは・・・
全てのブラウザに対し最低限の情報アクセシビリティを確保しつつ、モダンブラウザ利用者など環境の整っているユーザーにはよりリッチなコンテンツを提供するなど、ユーザーのブラウジング環境に合わせて情報のリッチ度を出し分けるコーディング手法、及びその考え方。


2.iPhone/Androidスマートフォン向けアプリ
Titanium,PhoneGap等のハイブリッドアプリケーション制作フレームワークを用いオーサリングすることで、iPhone/Androidというプラットホームの垣根を越えてハイブリッドなアプリケーション開発が可能になる。これこそがHTML5でアプリを開発する最大のメリット。
ただし高い反応速度が要求されるアプリケーションは、従来のネイティブアプリによる開発が必要(iOS向けはObjective-CAndroid向けはJavaでそれぞれ開発)。


3.スマートフォン向けサイト
スマートフォンでの閲覧に最適化したWebサイト全般。
2.と同じ技術を利用するので、違いはコンテンツをローカルから読み込むか、サーバーから読み込むか、しか本質的な違いはない。


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