dentaqかぶり問題と、そもそもの由来について。

はてなidをdentaqにしたこと、そして結果としてはてなダイアリーがウェブのアクティビティで一番長続きしたこと、から、他のアカウントもdentaqから動かしにくいという状況がまずある。

一方でこれからの当アカウント運用を考える時、dentaq systemsというシステム会社があるらしくこちらとかぶるという問題が最近自分の中で浮上してきている。

今のところそんなに弊害はないが、あまり良い状況ではないなと思ったりもして、これを機にk2hrmに完全移行しようかなどとも思ってみたり。実際、一瞬変えてみたりもした。

(技術以外の話は、k2hrm.orgで書いてます!また、家族の話は、mitsudama.jpにて書いてます!こちらもよろしくお願いします!)

そもそも僕の方のdentaqの由来は、2009年頃、「パソコンは絵も音楽もなんでもできるから、ウェブでのハンドルネームは万能計算機で行こうと思う。」とデジタルクリエイティブへの気合いを込めた決意を、未来のミセス・ハリマ(つまり、今の妻)に話したら、「電卓の方がいいな」といわれ、それだ!と思って使い始めた、思い出深い名前なのである。

さてあの日の誓いから約10年、万能計算機dentaqを使いこなすスキルはスローながらも着々と上がり、html/cssのコーディングから入って現在はシステム全体を俯瞰的に見るような視点から仕事をするに至っている。クリエイティブも子供と楽しんで動画を作り岡本太郎さんのウェブメディアで取り上げられたり、ゲームやメディアアートにまで視点を広げてモノ作りを考えられるようになった。しかしこれで目標は達成しているのだろうか?あの頃思い描いたいたのはもっと圧倒的なアウトプットだったはずである。仕事も気付けばクリエイティビティとはかけ離れた事にどっぷり浸かってしまっている。この会社に入って、コードは書かずにlinuxコマンドやSQLやgitコマンドをちょこっと叩くのみ、という状況になってもうどれくらい経つだろう。仕事は仕事としてビジネス然としていて、気に入っている。子供に「パパは今スーパーのレジを無人化するような仕事をしているんだよ」などと語る事ができるのは誇らしいことだ。そういう意味では僕を採用してくれた今の会社にはとても感謝している。仕事をそっちで行くのなら、仕事以外でのクリエイターとしての時間をきちんと確保できるよう、仕事をテキパキと終わらせる工夫をしよう。

あるいは一方で、自ら志願してフロントエンドエンジニア〜Unityエンジニアの続きをこそやるべきなのかもしれない。

もっぱら年齢の関係で、ディレクター的なポジションにいるというのはあるって思う。二人の息子のパパなんかをやっていると、割と慕われやすい雰囲気なんかもあったりもして。それは意外と年功序列的な風土もある今の会社にいるとそう感じやすいのかもしれないが、そんな壁は振り払って、Unityの続きをとことんやり尽くしたいという思いも大いにある。

そうだよ、既成概念なんて足かせだよ、ユーやっちゃいなよ、と語り掛けてくるもう一人の自分が、じつは一か月くらい前からいる。

こんな煮え切らない事言ってる男の仕事っぷりってのはやっぱり、煮え切らないんだろうね。それは評価にも現れてる。

業界に入った時から目標としていたcss-eblogのえどさんが華麗なパーティクルを駆使した自作のUnity AssetをSNS上で紹介しているのを目撃したりしてしまうと、また、僕の心は大きく揺らいでしまうのである。

さて、結論。

Dentaq systemsさんには被ってしまい申し訳ないけれど、万能計算機を駆使するウェブクリエイターとしてのアイデンティティdentaqを、今のところ、もう少しの間、使わせて頂きたい。

いずれk2hrmに統合されるとしても。

やっぱり本名っていうのは、最も強力なidだからね。

でも今は初心に帰ってdentaqもやっていきたい。そんな気分です。