MySQLで、増設したディスクに向き先を変え、ディスクフルの状態を回避する
デォフルトのハードディスクの容量が足りなくなった場合などに、ディスクフルの状態を回避するため、
MySQLのデータが格納されているデフォルトのディレクトリ(/var/lib/mysql)から
増設ディスク(ここでは例として/add_disk1/mysql)へ、
データディレクトリを変更する作業の手順。
①mysqlの停止
/etc/init.d/mysql stop
②/var/lib/へ移動
cd /var/lib/
③mysqlディレクトリを増設したディスク/add_disk1/にコピーする
cp -pR mysql/* /add_disk1/mysql
④引っ越し前のmysqlディレクトリをリネームしてよけておく
mv mysql mysql2
⑤引っ越し先のmysqlディレクトリへシンボリックリンクを作成
ln -s /add_disk1/mysql mysql
⑥引っ越し前のmysqlディレクトリ内のファイルと引っ越し先mysqlディレクトリ内のファイルのパーミッションが同じになるように変更
chown -h mysql:mysql mysql
※他にもパーミッションが移動前ディレクトリと移動後ディレクトリで同じでないファイルがあれば同じになるよう変更
⑦mysqlの起動
/etc/init.d/mysql start
これで晴れて、増設したディスクにMySQLのデータがたまっていくようになりました。
⑦で起動に失敗したときは、⑥の※部分をしっかり確認して。
パーミッションが1ファイルでも違うとMySQLは起動しない可能性がありますので、
落ち着いて、慎重にパーミッションの設定を確認しましょう。