Tiny Wings、「全部俺」のクレジット画面。
デザイン、コード、アートとミュージック:アンドレアス/イライジャー
とある。
なんと、個人名、なのである。
これはこのゲームが、コーディングからアート、音楽までをも、一人のクリエイターによって作られているということを示している。
個の力、その神秘に惹かれ続けてきたのは、自分がもつ顕著な傾向だ。
ポピュラー音楽でも、バンドよりも、ソロの、しかも個の力で圧倒するようなタイプに、より興味をそそられた。
チームワークで成果をあげるタイプよりも、圧倒的な個の力に打ちのめされるような体験をこそ、私は求めているのだと思う。
個の力、その創造力の神秘に、強く心惹かれる。
さて、下世話な話だが、この1982年生まれのアンドレアス青年、このTiny Wingsというアプリで、いくら稼いだのだろうか。
公式な数字で、650万ダウンロードがされているということであるので、アプリの価格が85円×650万ダウンロード×0.7(売り上げの3割はAppleに納めるため)で、本人の取り分が3億8675万円。
この85円(0.99ドル)のアプリだけで、サラリーマンの生涯年収×1.5倍くらいの富を得たことになる。
こういうチャンスが万人に与えられている21世紀に生きる者として、挑戦しない手はないと思う。いつでもアイデアを実現できるよう、せいぜい、日々、技術を磨いていきたいものである。