古いvaioにubuntuをインストールしてみた。

リビングで寛ぎながら調べ物をするために、古いvaioのノートブック型PCを使っていたのだが、ブルースクリーンが出てすぐに再起動、という不具合の頻度が上がってきて、ついには使用不可能な状態にまでなってしまった。さてこれをどうしよう、Linuxを入れてみよう、という流れで、Linuxをインストールすることに。
最初、Fedora13をインストールし、デスクトップ環境で普通に快適に使っていたのだが、ちょっと調べてみると、デスクトップ用途でも、いろんな人がいろんなコンセプトを持ったOSを開発していることに、とても興味を持った。
例えばこのOS。
gOS(http://www.thinkgos.com/gos.php)
gosGoogleデスクトップガジェット」なるアクセサリでにぎやかな画面は、googleオープンソース資産を上手く活用し、Mac OS Xライクな使い勝手のLinuxを実現することに成功している。「パーソナルユースにクラウド活用を」ということを考えた結果のひとつの回答として、とても示唆に富んだコンセプトであると思った。


Puppy Linux(http://openlab.jp/puppylinux/)
また、古いPCでもサクサク動くことをコンセプトに作られたPuppy Linuxは105MBという驚異的な軽量化を実現している。これだけ軽ければ相当レガシーなマシンでも軽快に動くことはもちろん、USBメモリでOSごと持ち歩き、職場のwindowsマシンでPuppyを起動しファイルを操作するといったことも便利に行える。これもLinaxの多様性のなかの「軽量化」という大きなテーマについての、ひとつの回答だろう。

ubuntu(http://www.ubuntulinux.jp/)
結果的に、我が古いvaioの第二の人生は、Linuxのデスクトップ環境で最もポピュラーなこのディストリビューションと共に歩んでもらうことに決定した。WindowsMac OS Xといった代表的な市販のOSと比べても全く遜色ない、完成度の高い洗練されたOS。
正直、オープンソース化の波はここまで来ているとは思わなかった。
現状、Linuxでインターネットを面倒な設定無しで満喫したいというなら、これ以上の選択肢はないのではなかろうか。

かくして、vaioノートはubuntuを身にまとい、ネットブックとして新たな道を歩み始めた。
Windowsであれほど悩まされたブルースクリーン(に相当するカーネルパニック)などは今のところ皆無、何の問題もなく働いてくれている。
オフィスでWinを使っている人にとっては、自宅のWindowsubuntuにすると、気分の切り替えもできるというメリットまでついてきます。この効能のためだけにも、試してみる価値ありと個人的には思います。何しろ無料だし。