サカナクション/アルクアラウンド

ワールド・ハピネスの出演枠のうち、今が旬のバンドという意味において、昨年の「相対性理論」枠がこのサカナクションではないかと。
「みんなこっちにおいでよ、僕たち、私たち、これから気持ちいい音出してあげるから、よっといで!」と言わんばかりの、若さと、勢いと、心から音楽表現を楽しむ姿。
そこにはたとえ仮に少しくらい粗があっても、細かいことを言うのは野暮だと思わせてしまう圧倒的な説得力がある。こういうバンドというのは誰にも止められない、止められても演奏し続けるんだろうな、とさえ思う。