cssハックの歴史

voice-familyを使った「Box Model Hack」(2002年〜2003年)

Windows版IE5.5以前が「cssの\記号によるエスケープを正しく解釈できないこと」を利用したハック。

特定のWebブラウザに専用の外部スタイルシートを読み込ませるハック(2004年〜)

 「Box Model Hack」が火付け役となり、cssハックは隆盛期。

 http://centricle.com/ref/css/filters/

 このようなハック一覧サイトも登場した。

宣言レベルのハックからセレクタレベルのハックへ(2004年〜)

この頃登場した主な宣言レベルハック(現在はほとんど使われていない)

  • Underscore Hack

    プロパディの先頭にアンダースコア(_)をつけると、WindowsIE 6以前にだけ適用される

  • 「!important」を利用したハック

    IE 6以前では同じ宣言ブロック内の「!important」は無視される、という性質を利用したハック

  • IE 6 comment bug」を利用したハック

    プロパティに続けて半角スペースと「/**/」を入れると、IE6には適用されなくなる

  • ハックは問題のあるWebブラウザに対して使用する(2006年〜)

    Star html Hackが多く使われている理由

    • 視覚的に目立ったポイントが先頭にある(「*」)
    • セレクタレベルで使用するタイプである
    • 問題のあるWebブラウザに対して使用する

    同様な性質を持つものとしてIE7を対象にした「*:first-child+html」を使用したハックがあり、これも今後使用される機会が増えることが予想される。