ウェブの仕事力が上がる標準ガイドブック2 Webデザイン

MdN社発行の「プロとして恥ずかしくないWEBデザインの大原則」など、何冊かこういった趣向のガイドブックを読んできましたが、情報の質は群を抜いて高いと感じました。
また、「情報アーキテクチャー」の重要性を説くことを出発点として、これを軸にwebのさまざまな技術を紹介していくという構成は本書独自の視点であり、それはまた、今日のweb制作現場のフローのトレンドを教えてくれています。
各項目がしっかりと過不足なく説明されているので。今後実際webインターフェイスを設計する際には非常に頼りがいのある「相棒」となってくれるであろうと感じました。
ことあるごとに読み返し、知識を血肉化していきたいと思います。
そうすることで、より深い論理的根拠をもって作業に取り組むことができ、クオリティアップや作業の効率アップ、さらには対クライアントにおいても、デザイン推敲の経緯を論理的に「説明できる」という点で、より商品の説得力は増し、顧客の満足度を上げる大きな要因となるのではと思っております。
そう考えると、一般的には理論より感覚が大事とされるクリエイティブ職にこそ、知識のデータベース化と、それを活用するロジカル・シンキングが求められているのかもしれない、とも感じました。